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2.「対策効果」の評価のためのマージナル電源について
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(1)「対策効果」の評価とは?
◇「対策効果」の評価
対策効果の評価は、「対策を実施しなかった場合」を推定し、「対策を実施した場合」と比較することで行われます。対策効果はabを比較するのではなくbcを比較 します。

◇マージナル電源の推定
 電気の使用に関わる対策をより正確に適切な精度で評価するには、「対策を実施しなかった場合」と「対策を実施した場合」で、年間発電量に差異が生じる電源(マージナル電源)が何かを合理的に推定することが必要です。
 
◇マージナルの語源は?
マージナル(marginal)とは、経済用語の「限界費用」「限界効用」などとして用いられる「限界」を意味します。海外においても、marginal emissionfactor(マージナル排出係数)などの用語が用いられています。
(2)マージナル電源(石油コージュネの導入で年間発電量に差異が生じる電源)は火力発電です。
◇発電所の運用面をみると、原子力・水力はマージナル電源ではありません。
  従って火力発電がマージナル電源であるといえます。
◇水力発電は発電のランニングコストが安く、最大限利用されます。水力発電は時間的、季節的調整は行われますが、年間発電量は降雨量、降雪量に左右されます。(揚水発電所は発電設備ではなく、蓄電設備と考えることができ、マージナル電源の論議からは除外します。)
 
◇原子力発電は定期修理以外は一定運転されており、年間発電量は定期修理期間に左右されます。
*原子力発電の運転状況(福島第一原子力発電所第2号機)
◇2010年における電力構成をみると、一般電気事業者からの購入電力 の削減に応じて抑制される電源は、火力発電のみとなっています。従って火力発電がマージナル電源であるといえます。
  総合資源エネルギー調査会需給部会報告「2030年のエネルギー需給展望」(平成17年3月)では、2010 年における電力構成を「レファレンスケース(基準ケース)」、「現行対策ケース」、「追加対策ケース」の3ケースで推定しております。総発電電力量は対策の強化に応じて減少し、各発電電力量においては、減少するのは火力、水力は不変、原子力は増加するとされています。  
  
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